1954-11-10 第19回国会 参議院 水産委員会 閉会後第18号
次に第七番目に、今度はまぐろ業者から離れまして一般の魚商人の損害でありますが、これは仲買人、小売商人等が値下りによつて損害を受けております。
次に第七番目に、今度はまぐろ業者から離れまして一般の魚商人の損害でありますが、これは仲買人、小売商人等が値下りによつて損害を受けております。
それから廃棄に要した経費並びに魚商人の損失、これも計算の中に入れてございます。
直接的な損害といたしましては、三崎へ例えばまぐろが相当入つて来る、何とかして売つてもらいたいということで、生産者が魚商に頼み込む、魚商人はやはり上送り、或いは下送り、例えば東京の市場に送る、或いは横浜の市場へ送る、或いは神戸、京都、名古屋、大阪、こういつた市場へ送るには、どうしてもそういつた仲買人の手を通じて送らなければならん、産地仲買人もまあ先祖代々三崎の生産者に厄介になつている、何とかして御恩報
政府が價格を抑えたということは、いたずらに魚商人に利潤の余地を與えたということになつておると私は思います。かような不都合な、不公平な取扱は、速やかに是正せなければならぬものと思うのであります。ついでに農林大臣にお尋ねをいたします。大臣は御就任早々関西の方へ御旅行をなさつて、そのときの新聞に、水産廳を速やかに設置するという記事があつたのであります。
少くとも陸揚げをされ、水揚げをされたものが、完全に消費者の手に正規なルートを通じてマル公で公給されるということを実行しなければなりませんので、今後いろいろこの点について不行届きな点があり、また法網を潜つていろいろの不正が行われておる事実がございます場合は、どうか一つ皆さんの方協力を得て、せつかくこの処置が効果の上りますように御協力を願いたい、決して魚商人の利潤を政府の方では公然と認めておるわけではありません